生田ランドセルは創業70年以来、
真似のできない匠のランドセル作りを続けています。
すべて自社工房にてランドセルの
企画、開発、製造を⾏っており、
200以上の工程を経て、
1つのランドセルが形になっていきます。

ご家族の想いを一緒に、ひと針ひと針に込めて
生み出された世界にひとつだけのランドセルをどうぞ。

最初は一枚の革から。

ランドセル作りは、革を裁断するところから始まります。
牛革もコードバン(馬革)も、天然の素材ですから、
一枚として同じものはありません。
経験豊かな職人がその目と手で確かめながら、
ランドセルの各部に適した部分だけを切り抜いていきます。

  • STEP1

    裁断

    一枚一枚の革にはそれぞれ個性があります。
    ダメージ部分を避け、ランドセルの各部に適した硬さやしなやかさを見極めて裁断することが重要なポイントになります。

  • STEP2

    漉き

    漉き機で革の厚みを調整します。革が厚すぎるとランドセルが重くなり、薄すぎると強度が落ちます。
    指先でコンマ数ミリの差を感じ取る繊細な感覚が必要な職人技です。

  • STEP3

    鋲打ち

    仕上がりの美しさを問われる鋲は、左右のバランスやゆがみがないかの確認を充分に行います。
    鋲打ちは強すぎると革を傷め、弱すぎると外れやすくなるので慎重に調整します。

  • STEP4

    ミシン縫い

    ランドセルのおしゃれ度は、美しいステッチで決まります。
    優雅なカーブや複雑なパターンを、ミシンを駆使して正確に、きれいに縫い上げていきます。

  • STEP5

    手縫い

    肩ひものように、生地が多く重なる部分は手縫いで仕上げます。
    6年間の使用に耐えられるように、職人が心を込めてしっかりと縫いつけ、強度を高めます。

  • STEP6

    貼り合わせ

    仕上げに、各パーツを組み合わせ、専用のヤットコで強力に密着させ、全体の形を美しく整えて、ゆがみやズレがないかを細かくチェックしていきます。

  • STEP7

    角補強

    職人の丁寧さが表れる角部分の仕上げは、ベテランの職人が担当します。
    余った革を均等につまみ合わせてきれいに折り重ねた角は「菊寄せ」と呼ばれ、熟練の技が必要です。

  • STEP8

    仕上げ縫い

    最後はミシンで仕上げ縫い。90センチ近くあるランドセルの縁取り部分を一気に縫い上げます。
    職人が全神経をミシンの針先に集中させ、製品に魂を入れる瞬間です。

  • STEP9

    そして、静かに出会いを待つとき。

    出来上がったランドセルは入念な製品チェックを経て、
    ご注文いただいたご家庭に向けて旅立つ準備に入ります。

    ランドセルとの出会いは、もう、すぐそこです。