ランドセルは何を基準にどのように選べばいいのか?
一生一度のランドセル選び、
失敗しないためにはどうすればいいのか?
ランドセル工房生田の専門スタッフによる失敗しないランドセルの選び方をご紹介します。

ランドセルの購入時期

ランドセル商戦のピークは、例年4月~6月。
多くの方は、入学する年の1年前からランドセルを探しているようです。
早い人では1年半前から、カタログの取り寄せを始める人も。

いわゆる工房系は、生産本数に限りがある場合が多く、早いところで6月上旬にて受注をストップ、完売のところもございました。

最近では上記のようなランドセル探しの活動をラン活と呼んだりして、探し始めの開始時期が年々早まっています。

今年も動き出しが早くなっていますので、
なるべく早く探し始めることをおすすめします。
夏にご購入の方も増えています。

はじめてのラン活

年中さんの時期は、入学年度用ラインナップが揃っていませんので、
学校の傾向をリサーチし、お子さまに適したランドセル選びのポイントを掴むことが大切です。

ランドセル購入までの流れ

ラン活(ランドセル選び)を進めるにあたり、理想的なスケジュールをまとめてみました。

  • ~4月

    下調べ・カタログ請求

    通学する小学校の生徒さんが背負っているランドセルや、ご自宅からの通学時間を確かめてみましょう。お子さんといっしょにランドセルのお話しをしながら辿ってみるのもおすすめです。それから各メーカーのホームページで情報収集したり、カタログを請求しましょう。お子さまの好みも聞きながら、おうちの方目線でさまざまなランドセルの機能も比較検討して、この時点でいくつかの候補に絞っておきましょう。
    ※特定のメーカーが気になっている方は、販売開始日のチェックを。

  • 4~6月

    ランドセルに触れる

    店頭に最新モデルのランドセルが並んでいる時期なので、候補を絞ったら売場や展示会に行って実物をチェック。
    カタログやホームページで見るのと実際に手に取って見たり、背負ってみるのでは大きく違います。必ずお子さまに背負ってもらって使い心地を確認しましょう。展示会は、日にち限定が多いので、カタログやホームページで事前確認が大事です。店頭や展示会でご覧になる時間帯は、お子様が元気な午前中がベストですが、混雑を避けて午後からにするのも〇です。

  • ~8月

    お気に入りのランドセルを決定

    お子さまとおうちの方も気に入ったランドセルが見つかったら、いよいよ最終決定! もし、まだ決めきれなかったとしても焦らなくて大丈夫です。
    おうちの方もお子さまも6年間安心して使えるランドセルをじっくりお選びください。ラン活(ランドセル選び)を楽しめるのは今の時期だけ。あとから振り返って大変だったけれどいい思い出となりますように。おじいちゃん・おばあちゃんに買ってもらう方は、しっかりとご相談なさってくださいね。

ランドセルのデザイン

お子さま自身が納得いくものを選んであげるのが一番ですが、6年間という長いお付き合いになるので、大人がある程度サポートしてあげることも大切です。
特に女の子は6年の間にぐっとお姉さんになり、好みも変わりがちなので、そのときも変わらずに持ちたいと思うようなデザインに。
本体カラーは親御さんが選び、フチや糸、内装などにお子さまの意見を取り入れる、という方も多くみられます。

ランドセルの人気カラー

男の子

  • ブラック系

  • ネイビー系

女の子

  • ラベンダー系

  • 水色系

※ランドセル工房生田の調査より

ランドセルの丈夫さ

丈夫さにおいてポイントとなるのは、ランドセルの角や、金具・ベルトの付け根、そしてマチ部分の補強です。
生田では、大マチ部分は強化プラスチックやPP板を入れることで、型崩れを防いでいます。
実際に手に取られる時、ぜひマチ部のチェックもしてみてください。

ランドセルの重さ

平均的なランドセルの重さ

人工皮革:1250g前後 / 本牛革:1350g前後

中には軽量なランドセルもありますが、それだけ使っている部品が脆くなっているということも…。
例えば、補強板の強度が落ちていたり、機能面で劣っていたり…。
重さは、背中への密着具合で軽減できます。6年間使うものなので、
100g~140gの差(スマホ1台分ぐらい)の重さにとらわれずに、
機能性とフィット感重視でお選びください。

ランドセルの革素材

  • 牛革

    本革製ランドセルと呼ばれる中で、もっとも多く流通しているのがこの牛革でしょう。
    6年間の使用に耐えうるように表面加工されたものがほとんどです。 年月がたつほど質感が良くなります。高学年になっても色あせしにくく、使うほどになじみ、風合いが増します。

  • コードバン

    コードバンとは馬のお尻の革のこと。1頭につきランドセルのフタ2枚分しかとれず、牛革より高価で希少性があり「革のダイヤモンド」とも呼ばれます。
    繊維密度が高いので、強度が高く、シワになりにくく、独特のしなりがあり、使い込む程にツヤがでます。
    触れると驚くほど滑らかな手触りは、大人でもうっとり。
    生田ではフタ部分にコードバンを使ったランドセルを販売しています。

  • 人工皮革

    現在流通しているランドセルの8割は、クラリーノやコードレをはじめとする人工皮革です。
    特殊な合成繊維を絡み合わせた不織布がベースになっている人工皮革。
    軽くて丈夫、傷にも強いのが特徴です。

ランドセルの大きさ

平均的なランドセルの大きさ

A4フラットファイルサイズ:
縦31.0cm以上×横幅23.0cm以上

A4クリアファイルサイズ:
縦30.5cm以上×横幅22.2cm以上

多くのランドセルメーカーは、A4フラットファイル(A4用紙を綴じるファイル)が入る大きさが標準となっています。

「大は小を兼ねる」といった感じで大きいサイズを検討される方が増えていますが、ランドセルの横幅とマチ幅が大きくなり過ぎると耐久性と安全面に支障が出るため注意が必要です。
生田では標準でA4フラットファイルサイズを採用しています。
容量、重量ともにバランスが取れていて教科書が横揺れしにくい構造となっています。
タブレットにも対応しています。

背負いごこち

店頭や展示会で実際に背負ってみましょう。展示会は、開催日を必ずチェックを。

「良いランドセルを・・・」と思う気持ちはとても大切ですが、背負ってみて「どこがどう痛い」「どうだから背負いやすい」という表現がこの年頃のお子様には難しい部分があるかもしれません。

重い素材のものを背負っていても「軽いよ!」と言うお子様もいます。ご本人のお気持ちも重要なポイントです。

肩ベルトは、平均身長くらいのお子さん(110cm前後)の場合、上から2つめが基準。 立ち上がり肩ベルトは3つめが基準となります。

横から見て肩の位置とランドセルのトップの位置が同じくらいの高さがベストです。

店頭や展示会でご覧になる時間帯は、お子様が元気な午前中がベストですが、混雑を避けて午後からにするのも〇です。

オプション

  • 持ち手

    最近のランドセルにほとんど持ち手が付いています。
    必要性は一概には言えませんが、ロッカーからの出し入れに持ち手があると便利、又はちょっとした移動にも持ち手があると便利などという声を耳にします。生田では後付け出来ないこともあって、8割の方が選択されています。

  • 選べる肩ベルト

    ランドセル工房生田では、昔ながらの「スタンダード肩ベルト」とフィット性を重視した「立ち上がり肩ベルト」をご用意。どちらも革の可塑性という特性を活かした、生田自慢の背負いやすい肩ベルトです。
    お子様の好みや体型に合わせた肩ベルトをお選びいただけます。